【高速化に挑む鉄道技術〜第1室〜】
最初に目にする展示物は、高速化に挑んできた日本の鉄道技術の証たちです。
今となってはちょっとレトロな気がするデザインばかりだけど。
(写真左)リニアモーターカーマグレブML500の奥に0系こだま。
このリニアは1977(昭和52)年製。宮崎の実験線で使われていたもの。1979(昭和54)年には最高時速517kmを出しました。現在山梨の実験線で使われている車両とは形状が異なります。
0系こだまは交通博物館(鉄道博物館)の顔面保存とは違い、館内にて4両連結保存されているので存在感があります。
第1号車の先頭車2両・懐かしのビュッフェ・食堂車というラインナップも素敵♪
(写真中)0系こだまの運転席。客室内はミニシアター室として利用されています。
(写真右)こちらのほうはかつての特急こだま号(151系電車)。東京〜大阪間を6時間半かけて結んでました。
【鉄道の歴史を振り返る〜第2室・第3室(ケーブルカーは第7室)〜】
(写真左)1881(明治14)年より製造された1800形蒸気機関車(鉄道記念物)。1号機が現存。
京都−大津間の勾配区間の山越え用としてイギリスより輸入された小形のものです。
(写真中)昭和初期の駅舎内が再現されています。
(写真左)0キロポストと新橋〜横浜間開業時の姿を描いた鉄道錦絵(小さくてすいません)。
(写真中)旧新橋駅プラットフォーム石積み。旧新橋停車場でも見ることができます。
(写真右)1959(昭和34)年に大阪市と姉妹都市ということで贈られた、サンフランシスコ名物ケーブルカー。
第2・第3展示室は今年リニューアルされたばかりです。
(写真左)新たに日本の鉄道史を伝えるPOPPOシアターというのができました。右側にいるのが案内役のポッポ君。
(写真中)特急のマークや制服など、戦後の国鉄の繁栄を知ることができます。
(写真右)戦時中や占領下の世相を反映した展示。「THE OCTAGONIAN US ARMY」のマークは占領下の連合軍専用列車に付けられたものらしい。
【鉄道車両のしくみ・施設と仕事〜第4室・第5室〜】 ※第4室は2007春リニューアルのため変更の可能性あり。
(写真左)101系車両を利用した電車の構造を説明した展示。
(写真中)自動改札機の展示。関西大手私鉄は導入が早く、私の学生当時(バブルの頃・・・)にはかなり普及していました。その後就職で上京したら手動改札だったので驚いたな・・・。
(写真右)ダイヤグラム印刷機。今でもこんな大掛かりな機械で印刷するのでしょうか?
(写真左)通票式閉塞機のしくみを学ぶ展示。鉄道模型を動かして運行体験もできます。
(写真右)ここにもありました。車両基地公開などでよく見かける軌道用自転車(別名レールスター)。
(写真左)ひかりレールスターの指定席サルーンシート。2×2列でとてもゆったり。肘掛けにドリンクホルダーつき。
指定席車両の最前列は、パソコンが置ける大型テーブルに電源コンセントも備えられています(サイレンスカーを除く)。
(写真右)こちらはひかりレールスターの4人用コンパートメント。落ち着いた内装で座り心地もよし。
【ジオラマも体験運転もあります!〜第4室・鉄道模型パノラマ室〜】
(写真左)第4室にあるGゲージ運転体験コーナー。写真に写ってるのは大和路快速。その他にマリンライナーなどもあります。この第4室には運転シミュレーターも設置されているのですが、休止中のため体験できませんでした(事故の影響による自粛)。
(写真右)鉄道模型パノラマ室。レール総長約400mのジオラマを、新幹線やブルトレなどのHOゲージが走ります。照明の変化によって一日の光景をあらわすやり方は交通博物館と同じですね。
【鉄道以外の展示〜第7室〜】
(写真左)宇野〜高松間を23分で結ぶ宇高航路の初代ホバークラフトかもめ号(模型)。瀬戸大橋開通により廃止されました。
(写真右)朝日新聞社の東風号として活躍したエアロ・コマンダー680F型小型機(左)と、川崎航空機が戦後初めて製造した川崎式KAL-1型小型機(右)。
交通博物館同様、自動車の展示もありました。
(写真左)ダイハツミゼットMPAやスバル360DX(赤い車)、国鉄東名ハイウェイバス1号機など。
タイムスリップグリコのフィギュアの世界だ(笑)。
(写真右)懐かしのミニカーが勢揃い。中にはペットボトルに入ったものもあるぞ。