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さようなら交通博物館-旧万世橋遺構公開 2006.3.17

とうとうこの日が・・・。有終の美を飾るべく、旧万世橋駅遺構公開が行われました。
閉館後はおそらく見ることができなくなると思うので、今のうちに焼き付けておかないと。


2004年鉄道の日はこちら  2005年鉄道の日はこちら

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当日の日記はこちら(FC2ブログでどうぞ)
さよならムードの館内

企画展示もシネマも、さよならモード満載で、館内がセピア色に包まれた印象。
(写真中)壁面には「写真でふり返る交通博物館の85年のあゆみ」というテーマで、写真パネルが展示されていました。

レトロな交通博物館には、こういう懐かしいお土産が似合います(ペナント買うのは勇気いるが・・・)。


旧万世橋駅遺構公開

(写真左)細長い通路を抜けガイドさんに連れてこられたのは、煉瓦アーチの下でした。ここでまずは映画鑑賞。
(写真右)イギリス積み仕上げの煉瓦アーチ。鉄桁の真上をJR中央線が走っている。

続いてホームへ向かう階段を上がる。駅閉鎖後はごくたまに公開される時以外、ひっそり静まり返っていたのだろうな。
(写真左)雨漏りもいい味だしてる煉瓦の壁面。(写真中)階段には戦時中の金属供出のため滑り止めがない。
(写真右)非公開ながらもメンテナンスは行われていたようだ。鮮やかな緑色の高架橋には「万世橋高架橋 2000年3月」と記載。

(写真左)2つめの階段の先から光がこぼれている。どこに向かうのだ?
(写真中)なんとそこは旧万世橋駅ホーム。外には出られませんが、ガラス越しに中央線が見えた。
(写真右)右から書かれた万世橋の駅名標(レプリカだけど)が証となって、通過する電車を見守っている。
ホームは草ぼうぼう。当初はもう一本あったが現存していない。

万世橋駅の数奇な運命
1912(明治45) 国鉄中央線の駅として開業。当時は中央線のターミナル駅。初代駅舎は煉瓦造りの豪華版。
1919(大正8)  東京駅開業。以降は中間駅となり、拠点駅としての勢いを失う。 
1923(大正12) 関東大震災にて初代駅舎焼失。
1924(大正13) 仮駅舎にて復興。焼け残った部分を利用したため、初代とは違い簡素な造り(2代目駅舎)。
1936(昭和11) 鉄道博物館が移転。博物館は2代目駅舎の基礎を利用したもので、そこに駅が併設(3代目)。
1943(昭和18) 休止(事実上の廃駅)。


そしてしみじみ・・・。

最後なんで記念撮影してみました。当たり前のようにあったこの光景も、もうすぐ消えてしまうんだよな・・・。
*その後0系ひかりの鼻には「さようなら 交通博物館」というメッセージが入れられ、高架線上にはEF55形電気機関車や特急寝台出雲がやってきました。この目で見たかったなあ。

【編集後のつぶやき】
閉館までにもう一回ぐらい行けると思ってたんですが、その後の「祭り」状態の中に飛び込む元気もなく、結局この日が最後になっていまいました。
朝から入場制限なんて考えられないっすよー(´0`)

鉄道博物館の開館日は2007年10月14日。
これもまたきっと最初は混みまくりだろうなー。

交通博物館Archive
 所在地:東京都千代田区神田須田町1-25
 交通:JR秋葉原駅より徒歩4分/JR神田駅より徒歩6分/TX秋葉原駅より徒歩5分 など

 開館日:1921(大正10)年10月14日/当時は東京駅高架下に設置。「鉄道博物館」という名称でした。
 現在地への移転:1936(昭和11)年4月25日/万世橋駅旧駅舎の一部を利用したもの。
 名称変更:1946年「交通文化博物館」→1948年「交通博物館」
 閉館日:2006年5月14日

[閉館時の開館DATA]
 開館時間・・・9:30-17:00(入館16:30まで)
 休館日・・・月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/29〜1/2) 
        *学校の長期休みの時期などは休まず開館
 入館料・・・大人\310・4歳〜中学生¥150(団体割引あり)


[当時のお昼どころ情報Archive]
 本館4階に軽食堂「こだま」あり。
 休憩スペース(本館4階・別館2階)でも飲食可→私たちはいつも現地コンビニで調達したものを食べてました。
 別館2階ではお弁当も販売(販売日注意)。
 周辺には飲食店も多数ありますが、定番といえば 「万世」。
 レストランの座席によっては電車見放題となるのがいいです。
 私はここのハンバーグサンドが好きだったんですが、末期には交通博物館内でも販売されていました。