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交通博物館よ永遠に

2006.5.14をもって閉館しましたが、息子の小さい頃からほんとよく訪れていた場所なので、
感謝と敬意を込め保存用として紹介していきたいと思います。

2004年鉄道の日はこちら  2005年鉄道の日はこちら さようなら交通博物館はこちら
注:がついているものは鉄道博物館に移設予定のもの(わかる範囲で)。

まずは入口付近

(写真左)このあたりは中央線・総武線・山手線&京浜東北線が走行するトライアングル地帯。新幹線も見られるので小鉄ちゃんにはたまらんスポットです。
(写真中)交通博物館のすぐ脇を通過する中央線。
(写真右)入り口前では0系新幹線SLの展示。切断され顔面(?)のみ。それでも子供たちは大満足。


常設展示《1F》:鉄道のフロア(全部紹介できずすいません。きりがないので)

(写真左)入場するとすぐ2機のSLがお待ちかね。大正時代に作られた9850形マレー式機関車(左)と最後まで旅客運転用として残ったC57135号機関車(右)
(写真中)右側のC57135号の断面図。2F吹抜より撮影。
(写真右)日本で最初に走った1号機関車(重文)。ご存知「きかんしゃやえもん」のモデルです。現存してるのがすごい。そして重要文化財なり。

操作する学芸員さんの手腕と個性が発揮される交通博物館名物ジオラマ。閉館の何年か前に背景画がリニューアルされたのですが、描いたのはなんと銭湯の絵師さん!壊すのもったいないなー。

(写真左・中)ジオラマ裏の壁には機関車の動く様子と莫大な量のプレートが。圧倒されます
(写真右)なんと昔は人力で動く鉄道(その名も人車鉄道)というのが存在していたのです!

毎回行列覚悟の運転シミュレーター。
(写真左)京浜東北線の反対側は東海道本線。
(写真中)京浜東北線運転中〜。幼児は大人同伴でどうぞ。
(写真右)手前が山手線205系。右後方に見えるのが東海道本線シミュレーター(京浜東北線と合体)。

(写真左)修学旅行専用列車。母の時代は新幹線今時の修学旅行生は飛行機?では息子の世代は?
      車内の様子はこちらにて。
(写真中)101系カットモデル使用のドア開閉体験。この写真の時息子は「駆け込み乗車ごっこ」をやっていた(^^;)
(写真右)パンタグラフ操作体験。電車のシンボルといえるこの形ですが、最近の新型車両はシングルアームが主流です。

旅客車の移り変わりの展示。クラシックな木製車輌から現在のカラフルな車輌まで比較できるのがいい

(写真左)懐かしいっす。昔の新幹線の駅といえばこの表示板でした。今どきのコドモたちは珍しそうに操作体験してました。
(写真中)CTCとATC。電車の模型を使ってシミュレーションできます。
(写真右)車輪がオブジェと化している。圧巻です。


常設展示《2F》:船・自動車・オートバイの展示

(写真左)国鉄バス第1号車(鉄道記念物)。1930(昭和5)年に岡崎〜多治見間で初めて運行されました。
(写真中)スバル360(タイムスリップグリコにも登場)。(写真右)なつかしのオート3輪。側面に描かれた屋号が渋い。

(写真左)歴代のオートバイがずらり。
(写真中)レプリカですが由緒正しきベンツです。世界初のガソリンエンジン自動車だって。
(写真右)かつては重要な交通手段だったカゴ。こちらは明治維新の際徳川家達が大井川越えに使用した輩台。

(写真左)徳川家光が建造した軍船「天地丸」模型。改めて収蔵品の時代の幅広さを感じます。
(写真中)下関〜釜山間を運航していた「金剛丸」の操船装置。実際に動かせるのが楽しい。船舶模型もありました。
(写真右)船舶障害物の存在や航路を示すため海上に浮かぶ灯浮標(左)と、鷲泊灯台灯器(右)。なんという美しい灯りよ・・・。


常設展示《3F》:ホール、飛行機・人力交通・リニアモーターカーの展示

(写真左)浮上式リニアモーターカー模型は動かすことが可能。速いよ。だけど漂う空気がレトロ風味。
(写真中・右)非常に暗くて申し訳ないのですが・・・天井に舞う展示物は、1910年に日本で最初に飛んだアンリ・ファルマン機(写真中)および、ANAが1952年購入し日本で初飛行したヘリコプターベル47D-1型(写真右)。

(写真左)ダグラスDC-8型機訓練用コックピット。ガラスで仕切られ中には入れません。
(写真中)戦後国産初の双発ビジネス機、三菱MU-2型「早風」コックピット。
(写真右)JAL機ボーイング747の一部レプリカ。内部は客席になっていて、ひと休みに格好の場所でした。
そのほかにも国内航空会社の客室乗務員ユニフォームの展示もあったんですが、昔のユニフォームデザインが展示のレトロさに拍車をかけているような・・・。

(写真)航空機の歴史をたどることができる航空模型たち。零戦21型の存在も欠かせませんね。


常設展示《屋外》:実物車両展示

(写真左)善光号(鉄道記念物)。日本鉄道が上野〜高崎間の建設に使用した汽車。
(写真中)弁慶号(鉄道記念物)。北海道で初めて鉄道が開通したとき走った汽車。仲間として「義経号(交通科学博物館)」「しづか号(小樽交通記念館:閉館)」が現存。
(写真右)開拓使号(鉄道記念物)。弁慶号など北海道開拓使のために使われた客車。ツートンカラーでなかなかおしゃれな外装です。「開拓使」との大きな文字が入ってます。


イベントで模型電車の運転会をやってました(2003.8.17)

たまたま開催されていたイベント(2003.8.17)。ヨーロッパのジオラマの背景にうっとり。


再び外から・・・ここはどういう場所だったのか

(写真左)万世橋から交通博物館を臨む。ここは昭和18年まで国鉄の万世橋駅でした。高架橋の跡には線路も残っています。整備車両(?)が屋上にいるのわかります?(見づらいけど看板の上のオレンジ色のがそうです)。
→高架の上がどうなってるのかはこちら
(写真中)屋上から見える光景。写真左の線路に隣接して中央線が走行中。
(写真右)万世橋にはこんなモチーフが。移転後もきっと残りますよね?

【編集後のつぶやき】
閉館までにもう一回ぐらい行けると思ってたんですが、その後の「祭り」状態の中に飛び込む元気もなく、結局この日が最後になっていまいました。
朝から入場制限なんて考えられないっすよー(´0`)

鉄道博物館の開館日は2007年10月14日。
これもまたきっと最初は混みまくりだろうなー。
【交通博物館を懐かしむ文献紹介】

交通博物館Archive
 所在地:東京都千代田区神田須田町1-25
 交通:JR秋葉原駅より徒歩4分/JR神田駅より徒歩6分/TX秋葉原駅より徒歩5分 など

 開館日:1921(大正10)年10月14日/当時は東京駅高架下に設置。「鉄道博物館」という名称でした。
 現在地への移転:1936(昭和11)年4月25日/万世橋駅旧駅舎の一部を利用したもの。
 名称変更:1946年「交通文化博物館」→1948年「交通博物館」
 閉館日:2006年5月14日

[閉館時の開館DATA]
 開館時間・・・9:30-17:00(入館16:30まで)
 休館日・・・月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/29〜1/2) 
        *学校の長期休みの時期などは休まず開館
 入館料・・・大人\310・4歳〜中学生¥150(団体割引あり)


[当時のお昼どころ情報Archive]
 本館4階に軽食堂「こだま」あり。
 休憩スペース(本館4階・別館2階)でも飲食可→私たちはいつも現地コンビニで調達したものを食べてました。
 別館2階ではお弁当も販売(販売日注意)。
 周辺には飲食店も多数ありますが、定番といえば 「万世」。
 レストランの座席によっては電車見放題となるのがいいです。
 私はここのハンバーグサンドが好きだったんですが、末期には交通博物館内でも販売されていました。