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秩父鉄道パレオエクスプレスの旅 2003.10.12

東京から最も近いところを走るSL。首都圏内でこういう体験できるとは驚きました。
今回は寄居〜三峰口までの旅です(本来のルートは熊谷〜寄居〜長瀞〜御花畑〜三峰口)。

旅行記ブログはこちら(FC2ブログでどうぞ)

いざ出発。寄居までが遠いのだ。
朝早く有楽町線と東武東上線を乗り継いでまずは寄居まで。遠かった・・・。

ちょうど息子の好きな有楽町線07系がやってきた。幸先良いぞ。

寄居駅到着。やっとSLに乗れるぞ。
2時間以上かかってやっと寄居駅に着く。
切符売り場で本日の切符とSL整理券(前日に電話予約しておいた)を購入。昔ながらの硬券だ。

AM10:51、いよいよパレオエクスプレスが到着!
停車時間は貴重な撮影タイムだが・・・とにかくもう混んでて混んでて。
運転席での記念撮影なんて長蛇の列で並ぶ気にもなれやしない。
確かに汽笛は聞こえるのだが、客車が旧JR東日本(12系客車)なせいか、SLというより少し前のJRに乗っているような錯覚がする。
*2000年に現在の客車になったそうです。以前の客車は内装もレトロな感じだったらしい。

AM11:03、出発!
混み混みで座れない〜!景色眺めるどころじゃないのだが、このまま立っているしかない。息子ぶつくさ(半泣き)。耐えろ!
しかし立ち客の隙間を縫うように車内販売がひっきりなしにやってくる。挙句の果てには運転士の帽子を手にしたお兄さんまで(常連客か?)。帽子を貸してもらい機嫌が直る。

出発(長瀞まで激混みのため立ち尽くす私達。 その後はのんびり座って終点まで)
そして立ちっぱなしに耐えること20分強、AM11:28長瀞駅到着
ここで大部分の乗客が降り、余裕で座ることができた。

長瀞から三峰口まではのんびり汽車旅を満喫。
向かい合わせに座った家族連れの方からおすそわけいっぱい頂いた。
窓を開けていたので煙がばんばん入ってくる。
SL乗っていることを実感できる瞬間ですが、息子の目に煤が混入いたしました。

(写真)荒川橋梁よりの眺め。長瀞観光の絶景ポイント。ライン下りで有名なスポットです。
秩父鉄道は貨物輸送も行っています。
この辺りがセメントの産地だというのを実感できるひとコマ。
秩父市街を抜けて間もなく、安谷川橋梁を通過。
ここは秩父鉄道で最も高い鉄橋(水面からの高さ40m)。

(写真)安谷川橋梁通過時の車窓風景。

三峰口到着。長かったSLの旅もおしまい。
いよいよAM12:49、終点三峰口駅に到着!
ここまで乗車しているのは鉄道好きの家族連れが多いようです。
息子が2時間半もの長い間飽きずに楽しめたのが実は意外でした(奴はいろんな列車にちょっとずづ乗り継ぎたいタイプ)。

(写真左)まずはお約束の記念撮影から。
(写真右)回収される前に切符とSL整理券を撮影しないとね。

鉄ちゃんは三峰口駅に集まる。
これがパレオエキスプレスだ!!(C58形蒸気機関車)

昭和63年のさいたま博をきっかけに秩父鉄道で運行が始まった「パレオエクスプレス」。
パレオとは秩父地方に生息していた海獣パレオパラドキシアのことだそうだ。
このC58 363号は昭和19年製。旧国鉄で昭和47年まで活躍していた、こまわりのきくSLでした。確かにD51に比べると小さい。
機関車の転車風景
転車台へと誘導中→
→転車台の中へ入ったところ→
→煙を上げて・・・→
→回るよ・・・→
→回ってます→
→回転終了→
 
→再び線路へ。今度は後ろ向きに→
→機関車去りし後のターンテーブル
秩父鉄道車両公園(三峰口駅構内)
(上の写真全て)クハニ29号(客車)。昭和63年まで活躍。
(写真左から2枚目)クハニ29号の車内。木の床が雰囲気出している。
(右の写真2枚)子供達の場所取り争い激しい運転台。息子は手動で動かせるワイパーがお気に入り。
(写真左・中)デキ1号(電気機関車)を前後から撮影。大正生まれの御大は昭和63年まで活躍。
(写真右)ED3811号(電気機関車)。
(写真左)ワフ51号(有蓋緩急車)。(写真右)コンテナの中はからっぽ〜。

復路は西武秩父から
三峰口駅に停車していた車両。

左にいるのがライオンズカラーの西武鉄道4000系。秩父鉄道に乗り入れている。
右側の車両は急行「秩父路」に利用される3000系。かつてのJRの急行用車両。※2006.11引退その後解体
ちなみにこの電車、急行料金有料なのにあまり速くないらしい。
御花畑駅まで戻り、西武秩父駅から池袋行きのレッドアロー(特急ちちぶ)に乗った。
ずっとSLばかり見ていた目には、現代的なレッドアロー車両に対し不思議な感覚をもった。

お疲れ様でした!!
秩父鉄道グッズ(車内販売もしくは熊谷・寄居・御花畑駅売店にて販売。通販可)。

手前が音の出るSLキーホルダー(サウンドプラレールみたいだ)。
そして奥が2003年5月より加わった「C58くんでGO!」。
機関車と客車を一旦離して連結すると・・・。

【編集後のつぶやき】
*今回はSLに乗るだけの旅でしたが、機会があれば長瀞で途中下車してじっくり観光してみたいです。ライン下りやロープウェイ、動物園などがあって楽しそう。

*紅葉シーズンは混雑するそうなので予約はお早めに。混雑状況は秩父鉄道HPで確認してください。きっと車窓風景も綺麗なんでしょうね。

*SL見かけると沿道の人々もみんな笑顔で見送り。もちろん乗客たちもみんな笑顔で手を振り。すごいチカラだなぁ〜。


パレオエクスプレスData:
 運転日・・・冬季を除く毎週土日祝中心に一往復ずつ運行。 ※運転日・時間は秩父鉄道のHPにて要確認のこと
 運行区間・・・熊谷駅(JR線接続)〜武川駅〜寄居駅(東武線・八高線接続)〜長瀞駅〜皆野駅〜秩父駅〜
          〜御花畑駅〜三峰口駅              ※停車駅は記載の駅のみ
 料金・・・乗車駅間の運賃のほかに、SL整理券(小学生以上¥500)が必要
      運転日一ヶ月前より窓口購入&rメール・TEL予約可。