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子鉄的都電荒川線
※2007改訂

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子鉄系都電荒川線の旅

東京に唯一残った都電荒川線。
ここでは主に子供向け(かなり鉄ちゃん寄りですが)の散策スポットを紹介します。
※2007.4改訂しました。5月には新車(レトロ車両)も登場!楽しみだ♪

2004桜バージョンはこちら

2006桜ブログはこちら
(FC2ブログでどうぞ)

路線案内 *太字は今回紹介した停留場(および付近)です。

三ノ輪橋・・・荒川一中前(なんと70年振りの新駅)・・・荒川区役所前・・・荒川二丁目(荒川自然公園)・・・荒川七丁目・・・町屋駅前(京成線・千代田線乗り換え)・・・町屋二丁目・・・東尾久三丁目・・・熊野前・・・宮ノ前・・・小台・・・荒川遊園地前・・・荒川車庫前・・・梶原・・・栄町・・・王子駅前(京浜東北線・南北線乗り換え)・・・飛鳥山・・・滝野川一丁目・・・西ヶ原四丁目・・・新庚申塚(都営三田線西巣鴨駅に乗り換え可)・・・庚申塚(おばあちゃんの原宿で有名)・・・巣鴨新・・・大塚駅前(山手線乗り換え)・・・向原・・・東池袋四丁目(有楽町線東池袋駅乗り換え)・・・雑司が谷・・・鬼子母神前・・・学習院下・・・面影橋・・・早稲田(東西線の駅からすごく離れてるので注意)

まずは三ノ輪橋からスタート
日比谷線三ノ輪駅から都電三ノ輪橋電停に向かうのです、現地では特に案内図もなく、初めての人はちょっと迷うかも。
常磐線のガード下を抜けると、突如として渋い写真館の建物(旧王電ビル)が現れます。ここが入口。
小規模な商店が立ち並ぶ独特な空間ををくぐり抜けると、ようやく電停発見。
下町情緒にあふれ、タイムスリップしたかのような気分が味わえる、ちょっと不思議な場所です。

(写真左)バラの花咲く5〜6月、三ノ輪橋から荒川遊園地前にかけての沿線はバラでいっぱいになります。
(写真右)時計のレリーフは都電の絵が彫ってあります。この写真じゃ全然わかんないので実際に行くのがおすすめ。

*三ノ輪橋停留場のリニューアルが予定されています。完成は2007年度中。
  昭和30年代をコンセプトにするんですって。周辺の雰囲気と合いそうな感じですね。


荒川2丁目:荒川自然公園
停留場の目の前にそびえる広大な公園。
なんかの屋上なの?と以前から気になっていたが、ある日途中下車してみることに。

この公園は下水道局三河島処理場の屋上につくられたそうです。
私の地元にも同様の施設がありますが、下水処理場の上が公園というのは一種のセオリーなんでしょうか?
場所柄やはり多少の臭いが気になるけどそれも最初だけ。あとは気にせずゆったり過ごせます。
児童プールや野球場・テニスコートも設置されています。
Dataはこのページ下部へ→こちら
コドモたちにお薦めなのが交通園。
乗り物の種類が多くて楽しそう。でもちゃんとルールを守らないと、係員さんに注意されるよ。
道路の周りは桜の木などが植えられています。お花見シーズンなんか最高だろうね。
踏切と都電の標識があるのはさすがだわ。

荒川遊園地前:コドモたちの聖地あらかわ遊園、そして一休さん
2003年4月より都電のシンボル「一球さん」こと6000型(6152号)があらかわ遊園で保存されることになりました。車内にも自由に入ることができます。
木製というのがまたなんともいえない味わい。木の床、木の窓枠・・・。ブザーのかわりに紐を引っ張って鐘を鳴らすのですが、うちの息子を含めて子供たちガンガン鳴らしまくり。保存大丈夫か・・・?

*注意!:破損や盗難が多く一時期見学不可となっていましたが、現在は土日祝・春休み期間のみ内部公開再開中です。お互い大事に使いましょうね。

車体と桜のコントラストがまたいいんだ。
(写真左)普段はあらかわ遊園内で待機している都電型バス「ドリーム号」。連絡用として日・祝のみ運行していました(現在は運行休止)。
(写真中)子鉄ちゃんお楽しみの豆汽車もありますよ!

あらかわ遊園は23区唯一の区立遊園地。そのせいか全体的に素朴な雰囲気が漂ってます。
観覧車や釣り堀、ポニーに乗れるどうぶつ広場など、小さい子が喜びそうなものが揃ってます。休日にはキャラクターショーもやってますよ。夏はキッズプールもオープンします。
2005年春にはジェットコースターがリニューアル!だけど相変わらず幼児対応のほのぼの仕様です。
Dataはこのページ下部へ→こちら


荒川車庫前:都電ウォッチングはマナーに注意
都電唯一の車庫。入出庫する電車はここで折り返し運転します。頻繁に出入りする光景を目の当たりにでき、子鉄ちゃんはさぞかし喜ぶのでは。安全第一でね!

(写真左)カナリヤ色に復活塗装された7022号。現役で活躍してますが、この色は一両だけということでめったに出会えないと思われ。
(写真右)黄色い車体の7504号(別名学園号)
1998年休車して以来放置状態だったのですが、2007年になって正式に静態保存が決定されました。
PPCカーと呼ばれた5501号とともに、都電荒川営業所に展示スペースが設けられるそうです。
撮影当時(2003年)は色褪せていたけど、2006年頃綺麗に塗り直されたためピカピカです。
同期の7514号が江戸東京たてもの園にて公開保存中。

梶原:都電名物といえばここ

ここで都電名物の「都電もなか」を入手いたしましょう。

電停前の商店街入り口にある和菓子屋さん「明美」で販売されています。
店内ではもなかのあんこ詰め風景が見られるかも。

ひとつひとつ新旧の都電を模したパッケージに包まれてますが、もちろんもなかの形も都電です。
中身はつぶあんと求肥入りでもちもち〜(あんこ苦手なはずの息子も気に入ったみたい)。
この手の便乗ものとは一線を引く、気品のある味わいです。

おひとつ¥130。10個入り¥1350は車庫に格納されるという凝りよう。
しかも包装紙が都電の路線図だったりします。さらに20個入りはすごろくの箱!

王子駅前:高いとこから眺める電車ウオッチングスポット
王子駅からすぐの北とぴあ
17階の展望ロビーから見えるのは、王子駅にやってくる電車たち。
なにより都電から新幹線までと、電車のバリエーションが豊富なのは嬉しいですね。
通過する新幹線もいろいろ連結してたりして、お得な気分になります。

飛鳥山:都電保存車両に会える絶景お花見スポット
桜の名所として名高い飛鳥山公園。でも実は子鉄にとっても楽しい場所なのです。

児童公園の遊具に隣接して、昔の都電6080号(1949年製造)とD51 853が展示されています。
2003年撮影→2006年撮影

都電6080号は長い間ボロボロの惨状を呈していたのですが、D51とともに2005年お色直しが行われました。
なんか屋根までついてびっくり。荻中公園のとは扱いが違いすぎますね(苦笑)。

玄関口のじゃぶじゃぶ池付近では、毎年桜まつりが行われます。
出店の中に都電もなかや都電のお酒があるのがいい!
(写真左)飛鳥山電停近くの歩道橋にて撮影。一両編成の都電が2つつかえて団子になってます。
(写真右)公園の展望台からはJR線を一望できます。新幹線と京浜東北線の並走に遭遇できるかも。

北とぴあの展望台とセットすると、この界隈だけで電車三昧の一日が楽しめますよ。
公園内の飛鳥山3つの博物館とあわせて、ミュージアムめぐりするのもいいかもしれませんね(実はまだ行った事ないのですが・・・)。

終点早稲田に向かって
面影橋から早稲田にかけての神田川沿いには、桜並木が連なっています。
この時期の車窓風景はお見事の一言。
途中下車して桜の下を散策するのもお薦めです。詳しくは2004桜バージョンをご覧ください。

*花見シーズンの都電は無茶苦茶混雑します。すし詰めとか遅延は当たり前の話なんで、覚悟してください(笑)


【編集後のつぶやき】
都電の貸切は意外と安いです(片道¥13,820)。
実際さまざまな番組にも使われているようで、何回かTVで見たことあります。
なかでも思い出すのがかつてのサタスマ「中居くんのグチ車掌」です。
都電に次々とグチばっか言うお客が乗り込んできて、中居くん扮する車掌さんがグチ聞き役にされちゃってるんだけど、毎回とっても辛そうにしてたのを今でも忘れません。あれは傑作だったなー。

鉄子の旅」でも都電貸切サイン会なるものが開催されたことがあります→第6巻参照。
実は参加者の中に私いたんだよーv(^^)vコドモ抜きでねw

パスネットは不対応だった都電荒川線ですが、PASMOには対応してるそうです。便利になりましたね。


都電荒川線Data:
 路線距離・・・12.2km
 停留場数・・・30
 運賃・・・大人\160/小児\80均一 ※一日乗車券あり。PASMO対応可(2007.3.18〜)
 軌間・・・1372mm(東急世田谷線や京王線と同じ幅。JR在来線よりも広く新幹線よりも狭い)
 線区・電化・・・複線・電化(全線)

 *一日乗車券:都電のみ大人\400/小児\200 都電・バス共通大人\700/小児\350

荒川自然公園Data:
 住所:東京都荒川区荒川8-25-31
 TEL:03-3803-4042(荒川自然公園管理事務所)
 交通:都電荒川線「荒川二丁目」下車すぐ
 開園時間:7:00〜17:00                   ※季節により時間が変わるためHPにて要確認のこと。
 休園日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/29〜1/3)

 *交通園について:乗り物・・・自転車・三輪車・一輪車(計165台)
              料金・・・無料
              TEL・・・03-3803-6661(荒川自然公園交通園)


あらかわ遊園Data:
 住所:東京都荒川区西尾久6-35-11
 TEL:03-3893-6003
 交通:都電荒川線「荒川遊園地前」下車徒歩3分
 開館時間:9:00〜17:00(夏休み期間の日曜とGWの日・祝は雨天を除き〜18:00)
 休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/29〜1/1) ※春休み・夏休み・冬休み期間は無休
 入園料:大人¥200/小・中学生¥100(春・夏・冬休み期間を除く平日無料) ※未就学児無料・団体割引あり

 *一球さん号開放日時:土・日・祝・春休み期間の11:00〜15:00 ※雨天の場合は中止